ことわざ / 諺
遠水近火を救わず
遠くにある助けは、急な災難には間に合わず役に立たないこと。
遠くにある水は近くの火を救わない。
要点
遠くにある助けは、急な災難には間に合わず役に立たないこと。
- 直訳イメージ
- 遠くにある水は近くの火を救わない。
- 使い方
- 非常に頼りになる人物や資源であっても、必要な時にすぐ利用できなければ意味がないという状況で使われます。
意味
遠くにある水が目の前の火を消すのには役に立たないように、いかに強力で頼りになる援助であっても、遠方にあっては急な災難や危機には間に合わず、実際には役に立たないことを意味します。緊急時には、遠くの大きな助けよりも、身近にある手近な助けを頼るべきであることを説いています。
直訳イメージ
遠くにある水は近くの火を救わない。
使い方
非常に頼りになる人物や資源であっても、必要な時にすぐ利用できなければ意味がないという状況で使われます。
ニュアンス
援助の実効性や現実的な対応について、戒めや自省の念を込めて用いられます。
例文
頼みにしていた友人は遠方にいるため、急な引越しを手伝ってもらえなかった。遠水近火を救わずとはこのことだ。
学習メモ
重要語彙
格調高い熟語と、古典的な否定の語尾「〜ず」が使われており、格調高い文語的な特徴を備えています。
遠水
えんすい / ensui
遠くにある水
近火
きんか / kinka
近くの火事
救わず
すくわず / sukuwazu
救わない、間に合わない
使い方の特徴
使い方メモ: 助けの「量」が少ないことではなく、助けが届くまでの物理的・時間的な「距離」が問題である文脈で使ってください。
誤解しやすい点
「焼け石に水」などの助けの量が少ないことを表すことわざと混同しないでください。このことわざは、時間と場所の制約に焦点を当てています。
検索できる表記
関連することわざ
由来
中国の古典『韓非子』に由来する言葉です。遠く離れた場所からの援助は、目の前の危難には間に合わないということを説いています。危機の際には、遠方の大きな助けを期待するよりも、近くにいる人々に実効性のある助けを求めるべきであるという戒めとして用いられます。
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出典メモ
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