ことわざ / 諺
虻蜂取らず
欲張って一度に二つのものを手に入れようとして、結局どちらも得られないこと。
虻も蜂も捕まえられないこと
要点
欲張って一度に二つのものを手に入れようとして、結局どちらも得られないこと。
- 直訳イメージ
- 虻も蜂も捕まえられないこと
- 英語での比較
- Between two stools one falls to the ground
- 使い方
- 多角的な利益を追及したり、並行して物事を行ったりして、すべて失敗に終わるような状況への警告として使われます。
意味
二つの目的を同時に達成しようとして、結局どちらも失敗してしまう様子を表します。一つのことに集中せず、あれもこれもと欲を出すことで、すべての機会を逃してしまうことへの戒めです。欲張りすぎると、最終的に何も手元に残らなくなるという教訓が含まれています。
直訳イメージ
虻も蜂も捕まえられないこと
英語の近い表現
Between two stools one falls to the ground
使い方
多角的な利益を追及したり、並行して物事を行ったりして、すべて失敗に終わるような状況への警告として使われます。
ニュアンス
欲張りや集中力の欠如を戒め、批判するニュアンスがあります。
例文
二つの仕事を同時に追いかけて、どちらも中途半端に終わった。虻蜂取らずだ。
転職活動と資格取得を並行して、結局両方ダメだった。虻蜂取らずである。
虻蜂取らずにならないよう、まずは一つに集中しよう。
学習メモ
重要語彙
虻や蜂といった語彙が使われていますが、打消しの「〜ず」の形や慣用的な意味が含まれるため、少し複雑です。
虻
あぶ / abu
アブ科の昆虫
蜂
はち / hachi
ハチ目の昆虫
取らず
とらず / torazu
取らないこと(「取る」の未然形+打消しの助動詞「ず」)
使い方の特徴
使い方メモ: 他人の失敗に対してこれを使うと、その人の判断力や欲深さを批判しているように聞こえることがあります。
誤解しやすい点
単なる間違いに対してではなく、欲張って二つ以上のものを同時に得ようとしたことが原因で失敗した場合に使います。
検索できる表記
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由来
1959年に文学者の金子武雄が発表した研究によると、虫を捕まえようとしている主体はクモであると解釈されています。クモの巣に虻がかかり、クモがそれを仕留めようとしたところに蜂もかかりました。クモは虻を置いて蜂を追いましたが、その間に虻に逃げられ、蜂にも逃げられてしまい、結局何も得られなかったという話に基づいています。
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