ことわざ / 諺
一将功成りて万骨枯る
指導者の輝かしい成功の裏には、数多くの部下たちの知られざる犠牲があるということ。
一人の将軍が功績を上げる陰で、一万の骨が枯れ果てる。
要点
指導者の輝かしい成功の裏には、数多くの部下たちの知られざる犠牲があるということ。
- 直訳イメージ
- 一人の将軍が功績を上げる陰で、一万の骨が枯れ果てる。
- 英語での比較
- The success of one is built on the sacrifice of many.
- 使い方
- 指導者が、部下の多大な努力や犠牲によって得られた成功の手柄を独り占めしている状況を表現したり、批判したりする際に使われる。
意味
このことわざは、一人の指揮官の輝かしい功績の裏には、戦場で命を落とした無数の名もなき兵士たちの存在があることを強調している。栄光は決して指導者一人のものではないという戒めである。上の立場の者がすべての手柄を独占し、下っ端の者たちが苦労や犠牲を強いられる状況を批判する際に用いられる。
直訳イメージ
一人の将軍が功績を上げる陰で、一万の骨が枯れ果てる。
英語の近い表現
The success of one is built on the sacrifice of many.
使い方
指導者が、部下の多大な努力や犠牲によって得られた成功の手柄を独り占めしている状況を表現したり、批判したりする際に使われる。
ニュアンス
批判的、または内省的。
例文
社長が表彰される陰で、多くの社員が犠牲になった。一将功成りて万骨枯るだ。
英雄の栄光の裏には無数の犠牲がある。一将功成りて万骨枯るとはこのことだ。
一将功成りて万骨枯るような組織にはしたくない。全員が報われる仕組みを作ろう。
学習メモ
重要語彙
「万骨」などの特殊な語彙や、「成りて」「枯る」といった文語体の文法形式が含まれているため。
一将
いっしょう / issho
一人の将軍
功
こう / ko
手柄、功績
成りて
なりて / narite
成し遂げられて(「成る」の文語表現)
万骨
ばんこつ / bankotsu
多くの人骨(無数の人命)
枯る
かる / karu
枯れる、死ぬ(文語表現)
使い方の特徴
使い方メモ: 単に苦労の末の勝利を称えるために使うのは避けるべきである。これは功績と犠牲の不平等な分配に対する批判的なニュアンスを明確に含んでいる。
誤解しやすい点
文字通りの骨の話として解釈してはいけない。名もなき兵士たちの見えない犠牲を例えた表現である。
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