ことわざ / 諺
布施ない経に袈裟を落とす
報酬のない奉仕をした上に、かえって損をしたり災難に遭ったりすること。
布施のない読経中に、自分の袈裟を落としたり汚したりすること。
要点
報酬のない奉仕をした上に、かえって損をしたり災難に遭ったりすること。
- 直訳イメージ
- 布施のない読経中に、自分の袈裟を落としたり汚したりすること。
- 英語での比較
- No good deed goes unpunished
- 使い方
- ボランティアや頼まれごとを無料で引き受けた結果、自分の持ち物を壊したり、余計な出費を強いられたりした際の不満や皮肉を込めて使われます。
意味
お布施(報酬)をもらわずに読経の奉仕をした僧侶が、不注意で自分の袈裟を汚したり落としたりして損をするという状況から、善意のつもりがかえって自分の持ち出しや被害につながる皮肉な結末を指します。ただ報酬がないだけでなく、実害を被る際の強い不満を表します。
直訳イメージ
布施のない読経中に、自分の袈裟を落としたり汚したりすること。
英語の近い表現
No good deed goes unpunished
使い方
ボランティアや頼まれごとを無料で引き受けた結果、自分の持ち物を壊したり、余計な出費を強いられたりした際の不満や皮肉を込めて使われます。
ニュアンス
努力に見合わない状況に対する不満や皮肉を表現する際に使われます。
例文
タダで手伝ったのに、かえって材料費まで負担させられた。布施ない経に袈裟を落とすとはこのことだ。
ボランティアで参加したのに、自分の持ち物まで壊してしまった。まさに布施ない経に袈裟を落とすだ。
頼まれて作業したのに修理費を請求された。布施ない経に袈裟を落とすで、全く割に合わない話だ。
学習メモ
重要語彙
「布施」や「袈裟」といった専門的な仏教語が使われており、文法的にもやや文語的な表現です。
布施
ふせ / fuse
僧侶に与えられる施し物。
経
きょう / kyou
仏教の教えを記した経典。
袈裟
けさ / kesa
僧侶が身につける衣服。
落とす
おとす / otosu
物を下に落とす、失う、または汚すこと。
使い方の特徴
使い方メモ: 報酬がないことへの不満のように聞こえることがあるため、ビジネスの場などでは使用に注意が必要です。
誤解しやすい点
単に「タダ働き」という意味だけで使うのではなく、さらに自分に損害や出費があった場合にのみ使われます。
検索できる表記
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由来
仏教の言葉に由来します。僧侶がお布施(布施)をもらわずに経(経)を読む奉仕をしたが、その最中に誤って僧侶の衣服(袈裟)を汚したり落としたりしてしまうという場面を描いています。善意で行った無償の行為が、結果として自分に損害を招いてしまう状況を表しています。
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