ことわざ / 諺
風樹の歎
親孝行をしたいと思った時には、すでに親が亡くなっていて、孝行ができないことへの深い嘆き。
風に吹かれる樹木の嘆き
要点
親孝行をしたいと思った時には、すでに親が亡くなっていて、孝行ができないことへの深い嘆き。
- 直訳イメージ
- 風に吹かれる樹木の嘆き
- 英語での比較
- A man’s desire to serve his parents is thwarted by their death
- 使い方
- 親を亡くした際の後悔の念を述べるときや、親が健在なうちに大切にすべきだという戒めの言葉として用いられます。
意味
親を養いたいと思った時には、すでに親がこの世を去っているという悲しみや後悔を表現した言葉。「風」は供養したいという子の願いを、「樹」はすでに倒れてしまった親を象徴しており、人の思いとは関係なく時や機会は過ぎ去ってしまうことを意味しています。
直訳イメージ
風に吹かれる樹木の嘆き
英語の近い表現
A man’s desire to serve his parents is thwarted by their death
使い方
親を亡くした際の後悔の念を述べるときや、親が健在なうちに大切にすべきだという戒めの言葉として用いられます。
ニュアンス
文学的で格調高い表現であり、真剣な場面やしめやかな状況で使われます。
例文
もっと親孝行をしておけばよかったと、父の葬儀の夜に風樹の歎が胸に迫った。
成功してから恩返しをしようと思っていたが、その前に母が逝ってしまった。風樹の歎とはこのことだ。
風樹の歎を味わわぬよう、親が元気なうちに感謝の気持ちを伝えておくべきだ。
学習メモ
重要語彙
「風樹」や「歎」といった語彙は文学的であり、この表現は中国の古典に由来する漢文的な構造を持っています。
風樹
ふうじゅ / fuju
風に吹かれる木(親の象徴)
歎
たん / tan
なげき、悲しみ
親孝行
おやこうこう / oyakoko
親を大切にし、尽くすこと
使い方の特徴
使い方メモ: 哀悼や悔恨の強い響きを伴うため、最近親を亡くしたばかりの人に対して使う際は注意が必要です。
誤解しやすい点
一般的な後悔には使用しません。親の死に際して孝行ができなかったことへの悔恨にのみ使われます。
検索できる表記
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由来
この表現は、中国の古典『韓詩外伝』に由来します。孔子が道端で泣いている男に出会った際のエピソードが記されています。男は、勉学や旅のために家を離れて孝行を怠ってしまい、帰宅した時には親がすでに亡くなっていたことを嘆き、次のように言いました。「樹静かならんと欲すれども風止まず、子養わんと欲すれども親待たず」。
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