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ことわざ / 諺

偃鼠河に飲めども腹を満たすに過ぎず

読みえんそかわにのめどもはらをみたすにはすぎずローマ字enso kawa ni nomedomo hara o mitasu ni wa sugizu

莫大な富や資源があっても、個人が実際に必要とする量は限られているということのたとえ。

偃鼠が河の水を飲んでも、自分の腹を満たす以上の量を飲むことはできない。

要点

莫大な富や資源があっても、個人が実際に必要とする量は限られているということのたとえ。

直訳イメージ
偃鼠が河の水を飲んでも、自分の腹を満たす以上の量を飲むことはできない。
使い方
強欲を戒めたり、人の必要とするものには限りがあるため過度な富や権力は無用であることを指摘したりする際に用いられる。

意味

広大な河の水を飲む偃鼠(モグラの一種)が、自分の腹に入る量しか飲めないように、人間が真に必要とするものには限りがある。分をわきまえ、自分の器や立場に見合った分量で満足すべきであり、使い切れないほどの富や権力を際限なく追い求めるべきではないという教え。

直訳イメージ

偃鼠が河の水を飲んでも、自分の腹を満たす以上の量を飲むことはできない。

使い方

強欲を戒めたり、人の必要とするものには限りがあるため過度な富や権力は無用であることを指摘したりする際に用いられる。

ニュアンス

文学的かつ哲学的。

例文

01

巨万の富があっても人が必要とする量は限られている。偃鼠河に飲めども腹を満たすに過ぎずだ。

02

大きな権力を手にしても使い切れるものではない。偃鼠河に飲めども腹を満たすに過ぎずである。

03

欲張りすぎても意味がない。偃鼠河に飲めども腹を満たすに過ぎずと心得よう。

学習メモ

重要語彙

推定レベルadvanced確度: 高
JLPT公式リストではない推定

「飲めども」「過ぎず」といった古典文法や、中国の古典に由来する「偃鼠」という特殊な語彙が含まれており、非常に格調高い表現です。

偃鼠

えんそ / enso

モグラ(特に大型のモグラやミズネズミ)

かわ / kawa

満たす

みたす / mitasu

いっぱいにすること

過ぎず

すぎず / sugizu

それ以上ではないこと

使い方の特徴

文語的戒め教訓的

使い方メモ: 非常に改まった文学的な表現であるため、日常の気軽な会話で使うと堅苦しすぎる印象を与えることがあります。

誤解しやすい点

向上心の欠如を批判するために使うのではなく、自らの限界を知り、分をわきまえることの知恵を説くために使われます。

検索できる表記

えんそかわにのめどもはらをみたすにはすぎずenso kawa ni nomedomo hara o mitasu ni wa sugizuensokawaninomedomoharaomitasuniwasugizuenso-kawa-ni-nomedomo-hara-o-mitasu-ni-wa-sugizu偃鼠河に飲めども腹を満たすに過ぎず

このことわざの漢字

関連することわざ

類似飲河満腹
類似鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず
📝古典的な出典

この表現は、中国の道教の経典である『荘子』の「逍遥遊」篇に由来します。その中で許由という人物が、「偃鼠が河の水を飲んでも、自分の腹を満たす以上の量を飲むことはない」と語ったことが記されています。

👤荘子について

荘子は、紀元前4世紀後半、中国の戦国時代に活躍した思想家です。道教(老荘思想)の中心人物の一人であり、自然に帰ることを強調し、儒教の人工的な礼儀や倫理を否定しました。

Index

テーマ・場面・タグ

01

テーマ

節度と均衡お金と仕事
02

使う場面

人生の助言をする自制をすすめる謙虚さを教える
03

タグ

🐾動物と自然🧠哲学⚔️人生と一般的な知恵

出典メモ

この項目のデータはどこから来たのか。参照リンクは下に掲載しています。この欄の読み方はデータソースをご覧ください。

公開日
2019-09-24
更新日
2026-05-08
出典 1: tomomi965.comデータソースについて修正を連絡する

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