ことわざ / 諺
有りての厭い、亡くての偲び
生きている間はわずらわしく思っていた人が、亡くなった後に切なく恋しく思い出されること。
生きている時は疎ましく、亡くなった後は恋しい。
要点
生きている間はわずらわしく思っていた人が、亡くなった後に切なく恋しく思い出されること。
- 直訳イメージ
- 生きている時は疎ましく、亡くなった後は恋しい。
- 使い方
- 故人を偲ぶ際、存命中の自分自身の至らなさや、亡くなって初めて気づいた愛情・感謝の念を表現する際に用いられる。
意味
人間というものは、相手が目の前にいるときは欠点ばかりが目について疎ましく思うものだが、いざその人が亡くなってしまうと、その存在の大きさに気づき、懐かしく慕わしく感じるものであるということ。失って初めて本当の価値がわかるという人間の心理を説いている。
直訳イメージ
生きている時は疎ましく、亡くなった後は恋しい。
使い方
故人を偲ぶ際、存命中の自分自身の至らなさや、亡くなって初めて気づいた愛情・感謝の念を表現する際に用いられる。
ニュアンス
内省的で悔恨の情を含み、文学的な表現や改まった場面で使われる。
例文
生前は口うるさいと思っていた父だが、亡くなってみれば恋しい。有りての厭い、亡くての偲びだ。
学習メモ
重要語彙
古典文法(ありて、なくて)や文語的な語彙(厭い、偲び)が使われており、日常会話レベルを大きく超える難易度の高い表現です。
有りて
ありて / arite
存在していること;存命であること
厭い
いとい / itoi
嫌うこと;疎むこと
亡くて
なくて / nakute
いなくなること;死後
偲び
しのび / shinobi
慕うこと;懐かしむこと
使い方の特徴
使い方メモ: 故人に対して使われる表現であるため、遺族や関係者に対して無神経に聞こえないよう、使用には注意が必要です。
誤解しやすい点
比喩的に一般的な喪失を指すこともありますが、基本的には亡くなった人に対する感情を表現するために使われます。
検索できる表記
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由来
人間は目の前にいるときにはその重要性に気づかず、失って初めてその大切さを実感するという、普遍的な人間心理の観察に基づいた表現です。
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