ことわざ / 諺
本末転倒
物事の根本と末端を逆に取り違えること。
本(根本)と末(末端)が転倒すること。
要点
物事の根本と末端を逆に取り違えること。
- 直訳イメージ
- 本(根本)と末(末端)が転倒すること。
- 使い方
- 本来の目的を見失い、些細なことや手段にこだわりすぎて、結果として逆効果になっている場合に使われます。
意味
物事の最も大切な部分(本)をないがしろにして、つまらない部分(末)に執着することを指します。目的を達成するための手段が目的化してしまい、本来の意図とは逆の結果を招いてしまうような状況で使われます。
直訳イメージ
本(根本)と末(末端)が転倒すること。
使い方
本来の目的を見失い、些細なことや手段にこだわりすぎて、結果として逆効果になっている場合に使われます。
ニュアンス
批判的なニュアンスを含み、目的を見失っていることや、やり方が間違っていることを指摘する際に用いられます。
例文
健康のために運動を始めたのに、無理をしすぎて体を壊してしまっては本末転倒だ。
顧客満足度を上げるための施策が、逆に社員の負担を増やし士気を下げてしまっては本末転倒もはなはだしい。
試験勉強のために参考書を買い集めたが、読む時間がなくて手つかずでは本末転倒だ。
子供の教育費を稼ぐために働きすぎ、子供と過ごす時間がなくなっては本末転倒ではないだろうか。
学習メモ
重要語彙
個々の漢字は馴染み深いものですが、四字熟語としての組み合わせは、優先順位の逆転という概念的な理解を必要とします。
本
ほん / hon
根本;重要な部分
末
まつ / matsu
末端;些細な部分
転倒
てんとう / tentou
ひっくり返ること;逆転
使い方の特徴
使い方メモ: 単なる間違いではなく、優先順位が逆転していることを特に意味します。
誤解しやすい点
あらゆる間違いに対して使うのではなく、手段や些細なことが本来の目的を上回ってしまった場合にのみ適用されます。
検索できる表記
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由来
この言葉は、鎌倉時代の仏教寺院の組織構造に由来します。「本山(ほんざん)」は末寺を統率する中心的な権威でした。しかし、時が経つにつれて一部の「末寺(まつじ)」が本山よりも豊かになり、大きな影響力を持つようになって、本来の階層関係が逆転してしまうことがありました。このように「末(枝葉)」が「本(根本)」を凌駕してしまう状況を「本末転倒」と呼ぶようになりました。
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