ことわざ / 諺
栄耀の餅の皮
贅沢に慣れすぎてしまい、かつては貴重で高価だったものを無頓着に扱ったり、粗末にしたりすること。
贅沢のあまりに餅の皮を剥くこと
要点
贅沢に慣れすぎてしまい、かつては貴重で高価だったものを無頓着に扱ったり、粗末にしたりすること。
- 直訳イメージ
- 贅沢のあまりに餅の皮を剥くこと
- 使い方
- 置かれた環境によってわがままになった人を表現したり、富や地位の向上に伴う感謝の念の欠如を戒めたりする際に用いられます。
意味
富や豊かさが当たり前になり、物事への感謝や価値観が失われた状態を表します。贅沢三昧の生活を送ることで、質の高い品物や経験を些細なもの、あるいは使い捨てできるものとして扱う様子を描写しています。
直訳イメージ
贅沢のあまりに餅の皮を剥くこと
使い方
置かれた環境によってわがままになった人を表現したり、富や地位の向上に伴う感謝の念の欠如を戒めたりする際に用いられます。
ニュアンス
浪費や不遜な態度に対する、戒めと批判を込めた口調です。
例文
子どもの頃は特別なごちそうだったケーキも、今では残すことがある。まさに栄耀の餅の皮だ。
贅沢な生活に慣れた彼は、高級料理店のコースも半分残してしまう。栄耀の餅の皮とはこういうことを言うのだろう。
豊かになると、以前はありがたかった品々も当然のものとして扱うようになる。栄耀の餅の皮という言葉を忘れてはいけない。
学習メモ
重要語彙
文語的な表現である「栄耀」という言葉が使われており、比喩としての意味を理解するには文脈的な知識が必要とされる。
栄耀
えいよう / eiyo
栄えて輝くこと。贅沢。
餅
もち / mochi
もち。
皮
かわ / kawa
かわ。
粗末に扱う
そまつにあつかう / somatsu ni atsukau
おろそかにする。無駄にする。
使い方の特徴
使い方メモ: これは批判的な表現です。誰かの振る舞いに対して直接使うと、厳しい非難と受け取られる可能性があります。
誤解しやすい点
餅の食べ方を説明した言葉ではありません。「皮を剥く」という行為は、極端な贅沢の比喩です。
検索できる表記
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由来
「栄耀(えいよう)」という言葉は、栄えて輝くこと、つまり贅沢を意味します。かつての日本では、餅は「ハレの日(祝祭日)」にしか食べられない特別なごちそうでした。この表現は、あまりに贅沢が過ぎるために、餅の薄い皮までも剥いて捨ててしまう様子を描写しています。贅沢が当たり前になると、貴重なものへの感謝の念が薄れてしまうという戒めが込められています。
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