ことわざ / 諺
江戸の敵を長崎で討つ
意外な場所や、全く関係のないことで過去の恨みを晴らすこと。
江戸での恨みを長崎で晴らす
要点
意外な場所や、全く関係のないことで過去の恨みを晴らすこと。
- 直訳イメージ
- 江戸での恨みを長崎で晴らす
- 使い方
- ある場所での失敗を別の場所での成功で補ったり、思いがけない状況で仕返しをしたりする際に使われます。
意味
以前受けた恨みを、事件のあった場所とは遠く離れた別の場所で晴らすことを表します。また、相手と直接対決するのではなく、別の事柄や意外な場面で成功を収めることで、間接的に仕返しをすることも指します。まわりくどい方法で勝利を得る満足感を表現しています。
直訳イメージ
江戸での恨みを長崎で晴らす
使い方
ある場所での失敗を別の場所での成功で補ったり、思いがけない状況で仕返しをしたりする際に使われます。
ニュアンス
直接的ではない、戦略的な仕返しのニュアンスを含みます。
例文
テニスで負けた相手にマラソンで勝つとは、江戸の敵を長崎で討つようなものだ。
仕事では勝てなかったが、趣味の将棋で上司に勝った。江戸の敵を長崎で討った気分だ。
意外な場面で恨みを晴らすのは、まさに江戸の敵を長崎で討つだ。
学習メモ
重要語彙
地名や「敵」といった名詞が使われていますが、全く関係のない事柄に例える比喩的な表現が慣用的で難易度を高めています。
江戸
えど / Edo
江戸(東京の旧称)
敵
かたき / kataki
敵、かたき、ライバル
長崎
ながさき / Nagasaki
長崎(九州にある都市)
討つ
うつ / utsu
攻撃する、討つ、復讐する
使い方の特徴
使い方メモ: 仕返しや復讐に関する表現であるため、ややネガティブな、あるいは執念深いニュアンスを含む場合があります。
誤解しやすい点
物理的な距離や移動に限ったことではありません。全く無関係な分野や活動を通じた仕返し全般を指します。
検索できる表記
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由来
この言葉は江戸時代の職人同士の競い合いに由来します。大坂の職人が作った竹製の大きな仏像が江戸で大変な評判を呼び、江戸の職人たちは悔しい思いをしました。しかしその後、長崎からギヤマン(ガラス灯籠)やビードロ(ガラスのオランダ船)が届くと、それが大坂の竹細工を超える人気を博しました。これにより江戸の職人たちは、自分たちとは別の見世物によってライバルが負かされたことに満足感を得たといわれています。
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