ことわざ / 諺
衣食足りて礼節を知る
生活が豊かになって初めて、人は礼儀や道徳をわきまえるようになるということ。
衣類と食べ物が十分に足りて、初めて礼儀や作法を知ることができる。
要点
生活が豊かになって初めて、人は礼儀や道徳をわきまえるようになるということ。
- 直訳イメージ
- 衣類と食べ物が十分に足りて、初めて礼儀や作法を知ることができる。
- 英語での比較
- Well fed, well bred.
- 使い方
- 経済の発展が社会の安定やマナーの向上につながることを説明する際や、困窮している人に礼儀を求めることの難しさを語る際に用いられます。
意味
経済的な安定が礼儀や社会秩序の土台であることを説いた言葉です。衣食などの生活の基本が満たされて初めて、人は品位や名誉に心を配る余裕が生まれます。生活が苦しい中では、道徳を守ることが難しいという現実的な視点も含まれています。
直訳イメージ
衣類と食べ物が十分に足りて、初めて礼儀や作法を知ることができる。
英語の近い表現
Well fed, well bred.
It is hard for an empty sack to stand upright.
使い方
経済の発展が社会の安定やマナーの向上につながることを説明する際や、困窮している人に礼儀を求めることの難しさを語る際に用いられます。
ニュアンス
社会学、経済学、または哲学的な文脈で、富と道徳の関係について述べる際に使われます。
例文
かつては荒れていたその国も、経済発展によって国民の生活水準が向上するとともに犯罪が減り、マナーも向上した。まさに「衣食足りて礼節を知る」の通りだ。
学習メモ
重要語彙
「礼節」などのあまり一般的ではない熟語が含まれており、文構造も文学的あるいは哲学的な響きを持ち、慣用的で難解な表現となっています。
衣食
いしょく / ishoku
衣服と食べ物。生活の基本。
足りる
たりる / tariru
十分にある。足りる。
礼節
れいせつ / reisetsu
礼儀と節度。
知る
しる / shiru
知る。理解する。
使い方の特徴
使い方メモ: 個人に対して使うと、見下しているように聞こえたり、収入を理由に不作法を正当化しているように受け取られたりする可能性があるため、注意が必要です。
誤解しやすい点
「金持ちは皆礼儀正しく、貧乏人は皆不作法だ」という意味で使ってはいけません。あくまで社会全体の傾向を述べたものであり、個々人に当てはまる厳格な規則ではありません。
検索できる表記
関連することわざ
由来
春秋時代の中国の思想書『管子』の一節に由来します。「倉凜実ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱を知る」(蔵が満たされて初めて礼儀作法を知り、生活が安定して初めて名誉と恥辱の区別がつくようになる)という言葉に基づいています。
Index
テーマ・場面・タグ
テーマ
使う場面
タグ
出典メモ
この項目のデータはどこから来たのか。参照リンクは下に掲載しています。この欄の読み方はデータソースをご覧ください。